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書名 | 佐世保事件からわたしたちが考えたこと |
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著者名 | 岡崎勝 編 |
書名よみ | サセボ ジケン カラ ワタシタチ ガ カンガエタ コト |
著者名よみ | オカザキ マサル |
出版社 | ジャパンマシニスト |
出版年 | 2005 |
ページ | 158p |
サイズ | 21cm |
請求記号 | 371.4オ |
ISBN | 4880491446 |
受入日 | 2005/03/27 |
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大久保小学校の日常に何があったのか。何気ないふだんの出来事の集積が「予想もつかない出来事」を生んだのかもしれないと、私は意識して「事件の周辺」を歩き続けた。
長崎県佐世保市立大久保小学校児童殺傷事件。私が目指したのはいわゆる事件取材ではなかった。 大久保小学校の日常に何があったのか。何気ないふだんの出来事の集積が、「予想もつかない出来事」を生んだのかもしれない−−と、私は意識して「事件の周辺」を歩き続けた。 保坂展人 こういう事件が起こったとき、ぼくら教師というのはほんとうのところはわからない。 子どもをわかったような気にならず、説明しきれないことがあっていいんだと思わないかぎり、子どもとは向かいあえない。ここから出発したいとぼくは思っています。 岡崎 勝 ネット、学校、バーチャル、心の闇、家庭環境…… さまざまな原因説をこえて語りあった人たち 石川憲彦、内田良子、浜田寿美男、宮台真司、森 達也
はじめに〈往復書簡〉 「わからないこと」を確かめながら 保坂展人 6 もし自分が担任だったら 岡崎 勝 11 ルポルタージュ 佐世保市立大久保小学校の日常に何があったのか? 保坂展人 17 親と先生の声 大人たちは事件をどう受けとめたのか? 40 対談 ぼくたちはニュースを どう見たのか? 森 達也 ・岡崎 勝 46 対談 女の子たちのグループに何が起こっていたのか? 内田良子・保坂展人 58 鼎談 ネット・コミュニケーションが加害少女を追いつめたのか? 宮台真司・岡崎 勝・保坂展人 68 ルポルタージュ 家庭裁判所の審判は事件の背景を語っていたか? 保坂展人 79 親と先生の声 「親の責任」はどこにあるのか? 112 対談 加害少女への精神鑑定は何を明らかにしたのか? 石川憲彦・保坂展人 118 対談 周囲の大人たちは事件の兆候を見逃したのか? 浜田寿美男・保坂展人 128 おわりに〈往復書簡〉 子どもと一緒に生活する者の原則 岡崎 勝 138 日常の中に隠されたメッセージ 保坂展人 148