検索図書の詳細

書名 エッチのまわりにあるもの 保健室の社会学
著者名 すぎむらなおみ 著
書名よみ エツチ ノ マワリ ニ アル モノ ホケンシツ ノ シヤカイガク
著者名よみ スギムラ ナオミ
出版社 解放出版社
出版年 2011
ページ 258p
サイズ 21cm
請求記号 375.4ス
ISBN 4759267395
受入日 2013/11/28

openBD 書誌情報・書影を自由に から

 書誌情報へのリンク

高校生にとって恋愛は大きなウェイトをしめる。保健室にはいろんな相談がある。養護教諭は生徒たちとどんな解決方法をみつけるのか。
悩み多き高校生。そのなかでも、恋愛は大きなウェイトをしめます。保健室には、いろんな相談がひしめきあいます。保健の先生は、生徒たちとどんな解決方法をみつけていくのか。読者にむけて社会学的な解説もついています。
エッチのまわりにあるもの―― セクハラ、DV、援助交際、性感染症にポルノ、さまざまあります。 そんななかで、高校生は、なやみます。 「避妊はしっているけれど、妊娠してみたい。そしたら、それが運命の人だよね!?」「好きになったのは同性だった…それってへん?」「彼氏がずっと一緒にいたがる…。これって、熱烈恋愛? それともDV?」「男の子がレイプされることって、あるのかな。あるよね、先生。私は、どうしてあげられる?」 保健室には、いつもいろんな相談がひしめきあいます。 そんな保健室で生徒たちと一緒にこたえをさがしてきた著者が、みなさんに「自分をすきでいてね」「いろいろあって、いいんだよ」とエールをおくります(やさしく よめる LLページつき)。
まえがき はじまりは、おたより交換 ●第1章 セクシュアルな悩み おもなないよう/勝負は、5分!?/「おたより交換」の内容紹介/「おたより交換」が必要なわけ/くつがえされる「常識」/ひとり、ひとりとつきあうために/ことばのせつめい ●第2章 コンドームという「教養」 おもなないよう/コンドームはむずかしい!?/きらわれるコンドーム/「ゲリラ(!?)授業」にいってみる/「おどし」ではなく「知識」を/ことばのせつめい ●第3章 「ゲイ・スタディーズ」という視点 おもなないよう/同性愛に偏見はない?/はじまりは世間話/ラブレター/その場しのぎ/問題だらけの「同性愛」概念/「同性愛者」への対応/ケンタ自身の混乱/同性愛をめぐる混乱/ことばのせつめい ●第4章 ニューカマーの「女の子」たち おもなないよう/ニューカマーがやってきた/女子生徒たちのすがた/K中学の生徒との対比/学校における「同化圧力」/男子生徒の見解/学校文化とジエンダー/女性が働くことの多義性/ことばのせつめい ●第5章 「文化」としてのセクシュアル・ハラスメント おもなないよう/ある女子生徒へのしつこい「からかい」/つづく「セクハラ」被害/はじめての「セクハラ」の授業/つかのまだった沈静化/「セクハラ」と生活背景/一律ではないジェンダー観を前提に/ことばのせつめい ●第6章 DVと恋愛幻想 おもなないよう/きっかけは虐待のニュース/特殊な子たちではない/対応の現実/「中立」の立場できく、という意味/当事者の「気づき」の重要性/「プチ結婚」としての恋愛/恋愛が「規範」になるとき/ことばのせつめい/授業で考えるDV―「耳をふさぐ」生徒たち ●第7章 レイプからの回復 おもなないよう/レイプ被害の実態/被害の概要/ことなる反応/ふっきったフウカ/「セックス」にたいする「常識」/司法における「経験則」/「性規範」という問題/ことばのせつめい/事例でかんがえるレイプ―摂食障害と性的虐待 ●第8章 男の子ゆえの「受難」 おもなないよう/男の子が「まわされた」?/男の子も性被害にあっている/「ホモ」ってどうやってなるの/男性に特有のセクシュアリティの混乱/専門家とよばれる人々の現状/女性は加害者にはならない?/わたしたちになにができるか/ことばのせつめい ●第9章 スクール・セクハラ―学校、養護教諭、当事者、それぞれがまもりたかったもの おもなないよう/学校がゆるせない/学校はただしい/学校がまもろうとしたもの/被害生徒をまもるとは/それぞれの現実/みぢかにいる者として、はずせないこと/「保護」「過保護」の境界/ことばのせつめい ●第10章 「援助交際」とはなにか おもなないよう/それって「援助交際」!?/それぞれのこたえ/それぞれの「さみしさ」/なぜ、「援助交際」なのか?/「女子高生」というブランド/教員たちの「援助交際」観/「援助交際」批判は、だれのためにあるのか/それぞれのその後//ことばのせつめい ●読書案内 ●あとがき ●謝辞
  

 

国立国会図書館サーチが提供する書影API から

 書影はありません。

なるたき図書館ホームページ へ