検索図書の詳細
書名 | 古墳が語る古代史の「虚」 呪縛された歴史学 |
---|---|
著者名 | 相原精次 著 |
書名よみ | コフン ガ カタル コダイシ ノ ウソ ジユバクサレタ レキシガク |
著者名よみ | アイハラ セイジ |
出版社 | 彩流社 |
出版年 | 2013 |
ページ | 337p |
サイズ | 19cm |
請求記号 | 210.3ア |
ISBN | 4779119146 |
受入日 | 2014/01/20 |
openBD 書誌情報・書影を自由に から
「古墳といえば前方後円墳=奈良」というイメージの強さが、何かを見落とさせている。コロンブスのタマゴ的に古代史を新たに開く!!
「古墳時代」という言葉で隠された墳墓の実態!全国に散在し見過ごされている多くの古墳は、なぜ、もっと詳しく発掘調査が行われないのだろうか?歴史学の方法論的検討から盲点を突き、未来の古代史を追及する!
「古墳時代」という言葉で隠された墳墓の実態! 素朴な疑問として、多くの古墳が全国に散在しているのになぜか、 もっと詳しく発掘調査が行われないのだろうか。 「古墳といえば前方後円墳= 奈良」というイメージの強さが、何かを見落とさせている? その意味では、日本古代史は近代史でもあり、現代の課題である。 本書は“コロンブスのタマゴ”だ!
はじめに 第一章 見えてこない「古墳時代」のイメージ Ⅰ 古墳時代とはどんな時代か Ⅱ 明治期の古代史研究 ──研究が抑制されていた「日本の古代」 Ⅲ 近代の「日本古墳研究」はw・ゴーランドに始まった ・示唆に富むゴーランドの古墳論 ほか Ⅳ 見えてこない「古墳時代」 ・古墳の発生は「大和」でいいのか ・北海道に古墳はない? Ⅴ 「ミネルバ論争」と「ひだびと論争」 Ⅵ 古墳時代のさきがけ「支石墓」と「積石塚」のこと 第二章 日本歴史のなかの「古墳」 Ⅰ 古文献に見る「古墳」 Ⅱ 明治維新以前の「古墳」研究 Ⅲ 「国史」と「古墳」 ・新政府のめざした国家観 ・明治╱大正╱戦時下の古墳研究 Ⅳ 戦後の「古墳」研究 ・文化財保護法と「風土記の丘」構想 ・高度経済成長期のなかでの「古墳」 ほか 第三章 古墳からの声を聞こう Ⅰ 古代史における「国」概念の揺れ ・五世紀以前の「倭」 ・七・八世紀の「倭」 ・「倭の五王」への疑念 ほか Ⅱ 「国」概念と「大王」「王」の問題 Ⅲ 日本「古代史像」の「虚」 ・「古墳」をとおして見えてくるもの ・日本古代史は砂上の楼閣 第四章 ユーラシア大陸と「墳丘墓」 Ⅰ 〔戦前〕・世界史的視野での墳丘墓研究 Ⅱ 〔戦後〕・「日本文化とユーラシア」、新たな視点