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書名 原爆投下とアメリカ人の核認識 通常兵器から「核」兵器へ
著者名 マイケルD.ゴーディン 著
書名よみ ゲンバク トウカ ト アメリカジン ノ カクニンシキ ツウジヨウ ヘイキ カラ カクヘイキ エ
著者名よみ ゴーデイン マイケル
出版社 彩流社
出版年 2013
ページ 252,72p
サイズ 20cm
請求記号 559.7ゴ
ISBN 477911926X
受入日 2014/02/17

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原爆投下は、それ以降に創られた神話ではなく、投下に至る前の歴史解明にその本質が存在する。核時代から現代迄の核認識を検証!
われわれはしばらく攻撃を中止し、その後に一度にまとめて使うべきではないだろうか…従来の原爆投下研究が自明とする枠組みの限界を超えて原爆投下を検証、日本の降伏を分岐点とし、当時から現代へ至る核兵器認識を論じる。
「原爆」は破壊力の大きい通常兵器の延長......。  都市への無差別爆撃と同様の“衝撃戦略”の一環だった!  本書は従来の原爆投下研究が自明とする枠組みの限界を指摘し、その枠組みを超えたところから原爆投下を検証しようとする。 たとえば原爆投下研究は、日本降伏による戦争終結をもって、叙述が終わることが多いが、本書はそれ以後の時期にも視野を広げ、三発目の原爆投下が最後の最後まで準備されていた事実を強調している。原爆投下がすぐに戦争終結をもたらすとは、 アメリカの戦争指導者は考えていなかったのだ。  原爆投下は、ヒロシマ、ナガサキ以降のある面で創られた“神話”ではなく、投下に至る前の歴史解明にその本質が存在する。  それは、核兵器認識に関する叙述が、原爆投下によって始まることが多いなかで、本書は原子爆弾/核兵器への認識を導きとて、日本の降伏を分岐点あるいは結節点として、第二次世界大戦終結前と後の世界を結びつけることによって核時代、冷戦、そして現代の核問題をさぐる。
目 次 第一章 戦争の終結――問題の所在 第二章 衝撃戦略と原爆投下 第三章 原子爆弾――「特別な」兵器か「通常」兵器か 第四章 奇跡――B -29 の基地としてのテニアン島 第五章 原爆投下、ソ連参戦、日本降伏 第六章 革命的兵器になった原子爆弾 第七章 戦後世界における革命的兵器としての原子爆弾 補論――学術文献について 解 説.....................................................................................................藤田怜史
  

 

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