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書名 | 養護教諭の社会学 学校文化・ジェンダー・同化 |
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著者名 | すぎむらなおみ 著 |
書名よみ | ヨウゴ キヨウユ ノ シヤカイガク ガツコウ ブンカ ジエンダー ドウカ |
著者名よみ | スギムラ ナオミ |
出版社 | 名古屋大学出版会 |
出版年 | 2014 |
ページ | 339,21p |
サイズ | 22cm |
請求記号 | 374.9ス |
ISBN | 481580771X |
受入日 | 2014/09/22 |
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問題を抱えたこどもたちの避難所として、がんばりつづける 「保健の先生」。それにしてもなぜこんなに苦しいのか。性暴力にあった生徒の問題に向き合わざるをえなくなった著者が、養護教諭の「無力さ」の歴史的・社会的な由来を徹底的に探究・解剖した果てに、たどりついた答えとは。次世代にむけたあり方の再定義へといたる希望の書。
序 章 養護教諭という存在を研究する 1 「当事者」 として 「自己エスノグラフィー」 をつづる 2 他者によって 「周辺化」 される養護教諭 3 本書の構成 第1章 「同化」 という視点 1 「養護教諭」 研究の軌跡 2 「同化」 とはなにか 3 「同化」 と養護教諭の関係 第2章 職制運動時代の学校看護婦たち —— 「身分の確立」 をめざして 1 職制運動のこれまでの評価 2 職制運動にいたる背景 3 職制運動のはじまり 4 白熱する職制運動 5 職制運動の意味 第3章 1960年代の養護教諭 —— アイデンティティを求めて 1 養護教諭にとっての1960年代 2 資料収集と分析方法 3 養護教諭の自己像 4 養成者たちと学校関係者たちの養護教諭像 5 養護教諭の位置に関わる二つの要素 6 養護教諭団体の動向 第4章 現代の養護教諭 —— 同化をこえて 1 試される養護教諭 2 ききとり調査 3 養護教諭の 「性被害」 観と生徒の 「被害」 感情 4 「性暴力」 をきくという重荷 5 守秘義務とプライバシー 6 「問題をかかえる」 生徒が性暴力にあったとき 7 共感しすぎる、共感する、共感しない、共感できない 8 学校におけるケアのジレンマ 9 支援の「正しさ」を測る基準 終 章 再び 「自己エスノグラフィー」 としての総括 —— 養護教諭の再構築に向けて 1 「がんばる」 養護教諭の再生産 2 「学校文化」 「ジェンダー」 「同化」 という視点 3 「あいまい」 な職務・「周辺」 という位置 4 「性暴力」 と養護教諭 5 養護教諭のとりうる戦略