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書名 | こども、こころ学 寄添う人になれるはず |
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著者名 | 石川憲彦 著 |
書名よみ | コドモ ココロガク ヨリソウ ヒト ニ ナレル ハズ |
著者名よみ | イシカワ ノリヒコ |
出版社 | ジャパンマシニスト社 |
出版年 | 2005 |
ページ | 198p |
サイズ | 20cm |
請求記号 | 493.9イ |
ISBN | 4880491756 |
受入日 | 2016/01/28 |
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やさしい児童精神医学入門書 情報や専門家のコトバを見分けるとき、大切なことはなに? 混乱や傷を深くしないために必要なことはなに? 治療を専門家に頼る前に知っておきたい大切な…
親子を楽しむ精神医学入門 こどもやその心についての知識は、ずいぶん豊かになりました。脳や心に関する研究は飛躍的に発展し、気軽に相談できる専門家や相談機関も増えています。ところが、「こどもの心が見えない」「今の子は、どう対応していいのかわからない」といった声は、かえって大きくなっています。 情報の洪水の中で、専門的な知識の正しさや価値を見分けるには、どうすればよいか。この本で、私が精神科医としておこなってきた解決方法について、書いてみました。情報の判断や選択は、もし科学的に追究しようとすれば、正直いって専門家でもお手上げです。しかし、忘れてならないのは「人間が生物であり、同時に生活者である」という事実です。 童心に返る。気持ちを汲む。これらができない大人はいません。ただ、これらを「できない」とか「してはいけない」と自己に暗示をかけている人が、少なくありません。ほんの少しゆとりと勇気と忍耐を取り戻して、こどもに寄り添ってみてください。すべては、ふしぎなほど簡単に見えてきます。暗示をとくために、本書が役立つよう、祈ります。 (「はじめに」より一部抜粋)
はじめに 1 味方はきっと近くにいる すれちがい フツーであること 正常と異常 幼児虐待 愛情は「水モノ」 虐待への処方 善意からおこるいじめ 遺伝という言葉 優性遺伝・劣性遺伝 赤ちゃんの人種差 母親ができること 育児環境 意識と無意識 2 嘘つきはおとなの始まり 傲慢な専門家 「遺伝と環境」の図式 回復の早い大学生 AC(アダルト・チュルドレン) 嘘つき こどもの凶悪事件 学習障害ブーム 少年法改正 ADHD 特別扱い のりりん式5W1H法 精神科薬剤の必要量 3 素直にだまされること できないままの自分 理性と神話 時間稼ぎ療法 社会性の発達 「私」と「私以外」という区別 愛情の原型 「胎教」の影響 胎児が抱く不信感 親から学ぶこと パニックという現象 薬剤と心理療法 カウンセリングの副作用 努力と発病 崩れはじめた医学の常識 おわりに