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書名 | ききがたり ときをためる暮らし |
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著者名 | つばた英子 つばたしゅういち 著 ; 水野恵美子 聞き手・編集 |
書名よみ | キキガタリ トキ オ タメル クラシ |
著者名よみ | ツバタ ヒデコ |
出版社 | 自然食通信社 |
出版年 | 201209 |
ページ | 217p ; |
サイズ | 21cm |
請求記号 | 590.4ツ |
ISBN | 978-4-916110-26-8 |
受入日 | 2018/02/21 |
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「だんだん美しくなる人生」は決して夢ではありません
山を削ってできた造成地に丸太小屋を建て、木を植え、土を耕し、自給生活めざして四半世紀。 自分流に、手間暇を楽しみ、ていねいに生きて、ふたり合わせて171歳を迎えた夫婦の懐に飛び込んできた若い取材者との出会い。「平凡なことを、平凡な気持ちで実行しているだけの私たちの暮らしに添って、そっと見守るように(『あとがき』より)」続けられた膨大な録音は、緩やかに流れる大河の一雫にも似た人生の軌跡を照らし出す「ききがたり」へと実を結んだ。 歳月をかけ、春夏秋冬、ふたりに寄り添い撮影した美しい写真を多数掲載。丁寧な取材から掬いとられた言葉は、なつかしい未来との対話のようです。 英子さん語録①とにかく「見守る」「…みんな同じじゃないですもの。一人ひとり、みんな違う。マニュアルなんかないの。畑に育つ野菜も、同じようでも決して同じものはないのね」、②味覚の記憶「孫のはなこさんには、20年以上『食べもの」を送り続けて、このごろやっと、この味が伝えられたかなあって思いますよ」、③ときをためる「35年かけて、食器棚やチェスト、ワードローブ…と、ひとつずつ買いそろえてきたんですよ。…娘たちが嫁ぐときは、これを持たせようと、いつの頃からか二人で決めて」 しゅういちさん語録①自分の家は自分で維持する「庭の木は、小さな苗木から植えました。表土をはぎ取って造成された土地に、もう一度、里山の緑が回復できるのかと実験の意味も込めて」、②気に入ったものはとことんまで「セーターも、50年近く着ているものもあってね。アイルランドの羊毛で編まれたもので、ヨットに乗るときはこれを。海水をかぶったりして酷使していますが、いまだに現役。あたたかいですよ」 1年かけて通い伺ったお二人の話には、小さなキッチンガーデンから次世代に届ける、やさしいメッセージがたっぷり詰まっています。
プロローグ 土を耕やす シンプル・イズ・ベスト すべての暮らしは台所から 大切なこと あとがき