検索図書の詳細
| 書名 |
古代中国 説話と真相 |
| 著者名 |
落合淳思 著 |
| 書名よみ |
コダイ チュウゴク セツワ ト シンソウ |
| 著者名よみ |
オチアイ アツシ |
| 出版社 |
筑摩書房 |
| 出版年 |
202307 |
| ページ |
350p |
| サイズ |
19cm |
| 請求記号 |
222オ |
| ISBN |
978-4-480-017789 |
| 受入日 |
2024/02/16 |
書誌情報へのリンク
酒池肉林、臥薪嘗胆……よく知られる説話を実証的に検証し、当時の社会体制を詳らかにする。古代中国史を批判的に見つつも、よき「戦国時代案内」でもある一冊。
酒池肉林、臥薪嘗胆……よく知られる説話を実証的に検証し、当時の社会体制を詳らかにする。古代中国史を批判的に見つつも、よき「戦国時代案内」でもある一冊。
殷の紂王の《酒池肉林》、呉王夫差と越王句践の《臥薪嘗胆》、秦の始皇帝の《焚書坑儒》……、『史記』にも記され、広く知られる古代中国の説話は真実か? もちろん、これらは後世の創作である。本書では、信頼できる資料に拠って、これらの虚構を検証すると共に、貴族制が専制君主制に移行した春秋・戦国時代の社会制度、勢力バランス、法治システムを浮彫りにする。初期の王朝から貴族の台頭、そして中国統一へ、説話を検証し、中国古代史をいきいきと再構築してみせる意欲作!
はじめに
第一章 三皇五帝――禅譲・放伐
第二章 夏の禹王――九州の治水
第三章 殷の紂王――酒池肉林
第四章 周の幽王――笑わない褒?
第五章 斉の管仲――衣食足りて礼節を知る
第六章 楚の荘王――鼎の軽重を問う
第七章 夫差と句践――臥薪嘗胆
第八章 魯の孔子――由らしむべし、知らしむべからず
第九章 魏の恵王――五十歩百歩
第十章 蘇秦と張儀――合従連衡
第一一章 戦国四君と呂不韋――奇貨居くべし
第一二章 秦の始皇帝―焚書坑儒
終章 古代中国史の研究方法
結び
主要参考文献
なるたき図書館ホームページ へ